日研 JPC 花かかわからない。人生いろいろ。

137的鼓 0站台

「～せられる」と「～される」は、以下の文において、容度にいがられます。

文　ぶんみゃく　　容度　きょようど

　　×彼のには笑わせられた。
　　　彼のには笑わされた。

　これは、「～せられる」が他者から要求なりきかけなりによって、ある行を（いられて）行うことを表すのにして、「～される」はこれに限らず、事なり出来事なりの果ある行を行うことになるという文においても用いられる、といういに起因するものです。このいは、以下の例にもてとれます。

他者　たしゃ　　行　こうい　　表す　あらわす　　限らず　かぎらず

事　じたい　　出来事　できごと　　　果　けっか　　行う　おこなう

用いられる　もちいられる　　起因　きいん　　

　　　息子は花子に泣かせられてってきた。
　　　息子は花子に泣かされてってきた。

　後の文には、花子が主の息子にして、（息子が果として泣いてしまうような）何らかのきかけ（例えば、暴力を振るうであるとか、冷たい言を浴びせるといった行）を行うことによって、息子が泣いてしまったという文が想定されます。一方、先の例はやや座りのさが感じられますが、これは「息子が花子に泣くように要求される」という面が想定されにくいからでしょう。一方、次の例のように、他者からの要求·きかけが明示された文では、「～せられる」を用いることがより自然となります。

主　しゅご　　暴力　ぼうりょく　　振る　ふる　　浴びせる　あびせる

想定　そうてい　　面　ばめん　　明示　めいじ

　　　全が、合とともに立たせられた。

　　　　　　　　　　　ＡＬＣにより