
『ラスト、コション』のワン·リホン「演じているときは背中が痛かった(笑)」
インタビュ2008-01-31 21:03
CinemaCafe.net
ミュジシャンとして活し、アジアで大な人をるワン·リホン。その一方で、『SPY_N』や『拳神/KENSHIN』などに出演、2003年にはGacktとHYDEの『MOON CHILD』で日本映画にも出演したことがある。そんな彼がアン·リ督の『ラスト、コション』で本格的に映画界へ出した。
2006年のアカデミをわせた『ブロクバック·マウンテン』だけではなく、『ハルク』、『をください』、『アイス·ストム』など、ハリウッドでの活も目立つアン·リ督作品に出演した感想をくと「もう、たくさんの人にかれましたよ!」と笑う。
「いままでとってちょっとユニクなお答えをしますね。アン·リ督という人は、すごく激しい人で、彼の精神というか、スピリットをすごく感じました。まるで彼のに抱かれてるような…。きっと、それをせる人だけが、彼の中に入っていけるんですね。とても生き生きとした、いろんな面のある彼の世界に入っていけます。それに彼はとても博ですから、学ぶことも多かったんです。映画作についてはもちろんですが、自身、中国の史のこの部分(映画の舞台となる日本占下の上海)はほとんど知らなかったので、そういったことも知ることができました。いま思い返してみると、それが最大のだったと思います」。
しかし、すでに歌手として独自の世界を立しているワン·リホンにとって、他人に完全に身を委ねてしまうことに拒感はなかったのだろうか?
「いえ、逆にすごく放された分でした。普通だったら恐怖はあったと思います。を言うと、これまでかに身を委ねたことはなかったんです。この世界に入ってから、いろいろなプロデュサの方と一に仕事をしてきましたが、いまはプロデュスも自分でやっています。局、のことも信用できなかったからなんですよね。でも、アン·リ督だけは信できました。だからこそはただのパフォマになることができたんです。音をやっているときは、はパフォマンスをするだけではわらず、自分の批判もしなければならない。でも今回の映画ではモニタをることさえしませんでした。督に全てお任せして、はただ演じるだけ。それですごく放され、とても良い分でした。にとって、パフォマとして彼のような督と仕事ができるのは、すごくなことなんですよ」。
ワン·リホンが演じたクァン·ミンという青年は激な政治思想の持ち主。目の前にやかな表情で座っている本人からは感じられない激しさを持っている。
「クァンは本当に激しい人なので、演じているときはいつも背中が痛かったんです(笑)。自身プレッシャを感じていたというのもありますが、多分、キャラクタから来ている痛みだったと思います。彼の情を物理的に感じてしまったんですね」。
それでもクァン·ミンを演じきったワン·リホン。ミュジシャンである彼は演技の魅力について、音にするを交えてる。
「音はをう世界にれていってくれます。例えばバイオリンを何も何もいていると、漂う感じがして、それが好きなんですが、この映画に出演して、演技でも同じことができるんだと思いました。もしかしたらもっと激しい形で起きるかもしれません。でも、音の合、疲れたときには器を置けばにるけど、演技の合はそうはいきません。特にこの映画の合、9か月の撮影期中日でしたから。わらないし、わらせたくないという持ちでした。新しい情がつかったというか…。恋に落ちるには、なものなんだけど(笑)。すごく大で辛かったと言ったそばから、もう一回やりたいって言ってるようなものですね(笑)」。
では、今後も“俳、ワン·リホン”に会えるのだろうか?
「この映画をほかのものと比べることはできません。それだけ特なだったし、これより良い映画を撮ろうと思っても、できないかもしれない。でも、トニ(·レオン)に『演技が好きなら、ひどい映画でも出ろ』、『演技をしめ』と言われました。これはとてもいいアドバイスだったと思います。アン·リ督が、このような非常に野心的な、とてもしい作品を作ったことに、本当に辞をりたいです。アカデミ(『ブロクバック·マウンテン』で督を受)をったのだから、どんな映画も作れたはずだし、また大金持ちになることもできたのに、このような中国映画を撮ったことは素晴らしいことだと思います。また、この映画は彼にしか作れなかった映画、ほかの督では作れなかった映画だと思います」。
(photo:Yoshio Kumagai)

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